不登校やけど留学
中学3年の冬、母が急に
「セブ島に語学留学せん?」って提案してきた。
いまでこそ有名なセブ島留学やけど、
その当時はまだそんなに知られてなくて
ましてや発展途上国なんていったことなかったから
正直こわかった。
でもセブいったら学校いかんでええやんって
そっちが勝ったのね。
一応担任に一か月無断欠席ってとりあつかいでいいので
セブ島に留学してきていいですかって聞きに行かされた。
「もういっぱい欠席してるしええよ。」って
軽い応答。うん。わかってた。
てなわけで学校を一か月勝手に休んでフィリピンのセブ島に語学留学をした。
不登校でも成績だけわって家で自分で死ぬほど勉強してたし
英語の偏差値いっつも70超えてたから正直英語最初から自信あった。
このセブ島留学、英語ももちろんのびたけど
それ以上になんだか、世界って学校だけじゃないんやって、
世界って広いんやって気が付いた。
小中高の学生ってどうしても学校がすべてのように感じる。
やから当時の私にとってこの発見は大きかった。
15歳の私はもちろん最年少の日本人だった。
それでも年上のお兄さんお姉さんは優しく私に接してくれた。
ありのままの自分を見てくれようとしてる気がした。
この留学がきっかけで、少し気が楽になった。
相変わらず学校に居場所はないような気持がするけれど、
世界はここだけじゃないって知れたから。
この後も無断欠席してよう学校休んだけど、
ちょっと気持ち的には成長できてたと思う。